この記事では【信長の野望 出陣】の戦法効果の一つである【強化消去】について解説します。
強化消去の効果
【強化消去】は戦法効果の一つです。
【信長の野望 出陣】には様々な【強化効果】があります。
強化消去は相手部隊に付与されている全ての【強化効果】を消去することが出来ます。
強化効果名 | 効果 | 重複 有無 |
攻撃上昇 | 部隊能力の【攻撃】が上昇する | 〇 |
攻撃上昇 (通常攻撃) | 部隊能力の【攻撃】が上昇する | 〇 |
防御上昇 | 部隊能力の【防御】が上昇する | 〇 |
兵法上昇 | 部隊能力の【兵法】が上昇する | 〇 |
戦法速度上昇 | 戦法ゲージの蓄積速度が上昇する | 〇 |
会心率上昇 | 【会心】の発生率が上昇する | 〇 |
弱化無効 | 戦法による弱化効果が無効化される *戦法ゲージ減少も含む | – |
攻撃速度上昇 | 通常攻撃の攻撃速度が上昇する | 〇 |
与ダメージ増加 | 与ダメージが増加する | 〇 |
被ダメージ軽減 | 被ダメージが軽減される | 〇 |
被ダメージ軽減 (通常攻撃) | 被ダメージが軽減される | 〇 |
与会心ダメージ増加 | 会心発生時の与ダメージが増加する | 〇 |
被会心ダメージ軽減 | 会心発生時の被ダメージが軽減される | 〇 |
戦法威力加算 | 戦法威力が加算される | 〇 |
被強化量上昇 | 戦法で受ける強化状態の効果量が上昇する。 効果量は加算ではなく割合 | 〇 |
不屈 | 部隊の残存兵数が最大兵数の20%以上の時、 20%未満になるようなダメージを受けたとしても 20%の兵数で持ちこたえる。 | – |
継続回復 | 一定時間ごとに最大兵数に対する 効果量分の割合の兵数を回復する | 〇 |
強化消去の利点
最大ダメージを伸ばすことが出来る
武勇攻撃戦法のダメージは自部隊と敵部隊の【攻撃】によって決まります。
知略攻撃戦法のダメージは自部隊と敵部隊の【兵法】によって決まります。
強者討伐や【制圧戦】などのスコアには【最大ダメージ】があります。
その名の通り一回で与えたダメージの最大値が大きければ大きいほどスコアが伸びます。
敵部隊が【攻撃】や【兵法】を上昇させているとこちらの武勇攻撃や知略攻撃のダメージが下がってしまいます。
そういった場合、相手の強化状態を消去してからこちらの攻撃系戦法を与える事で最大ダメージを伸ばすことが出来ます。

ただし、最近は強化消去に耐性がある敵部隊が増えてました。
そのため利用頻度は以前よりも下がっています。
弱化無効の消去
【信長の野望 出陣】では一部の弱化効果を付与することが出来れば極めて有利に戦いを進めることが出来ます。
例えばサービス初期の頃は【鬼若子】長宗我部元親の【恐慌付与】が非常に強力で一強と言ってよいほどの猛威を振るっていました。
そんな弱化効果にとっての天敵が【弱化無効】付与です。
これが付与された部隊は弱化効果戦法を一定回数無効化することが出来ます。
この強化効果の登場により、弱化効果が活躍する機会は一気に減りました。
そんな弱化無効を消去することが出来るのが強化消去の利点の1つです。
【強化消去】で相手の【弱化無効】を消去した後であれば【弱化効果】を付与することが出来ます。

同一部隊に編成して【強化消去】が【弱化効果】付与より先に戦法が発動するようにすれば特に有効です。
相手に再度の弱化無効を付与させる暇を与えません。

配下戦法の場合はを部隊の配置で順番が変わるので気を付けましょう。
強化消去前に弱化効果付与をしても無効化されてしまいます。
不屈の消去
【弱化無効】と並んで消し去りたい強化効果が【不屈】です。
【不屈】が発動している部隊は兵数20%未満になりません。
仮に兵数を20%未満にするような攻撃を受けたとしても兵数が20%に留まります。
攻撃側に貫通や固定ダメージの効果があったとしても20%に留まります。
【不屈】は効果の発動回数に制限があるので、20%未満にする攻撃を何度も繰り返せば突破できます。
とはいえ戦法を撃った後に相手が生き残ってしまうと返す刀で相手の戦法が飛んでくる可能性があるので、どうにか一発で倒しきりたい所です。
【軍神】上杉謙信や【奇正天性】立花宗茂は強化消去と武勇攻撃の戦法効果を持っています。
この場合、強化消去の効果で【不屈】の効果を消し去ってから武勇攻撃のダメージが通ります。
そのため不屈があっても一発で相手を倒すことが可能になります。

強化消去の難点
現状だと攻撃系戦法しかない
2025年9月時点だと強化消去の効果を持つ戦法はいずれも攻撃系戦法となっています。
連係して戦法を放つ場合、【強化系】->【弱化系】->【攻撃系】->【回復系】の発動順番となります。
弱化効果付与の戦法効果を持つ戦法のほとんどが【弱化系】です。
そのため順序的に【強化消去】してから【弱化効果付与】という流れが難しいです。

攻撃系戦法の中にも【恐慌付与】【混乱付与】【同士討ち付与】の効果を持つ戦法があります。そういった武将であれば配置を工夫すれば強化消去の後で弱化効果を付与することが出来ます。

例えば上記のような編成だと【軍神】上杉謙信が強化消去を持っています。
大将の【安房守の鬼謀】真田昌幸と副将の【水の如し】黒田官兵衛はそれぞれ攻撃系戦法ですがそれぞれ弱化効果付与を持っています。
確率はかなり低いですが謙信と官兵衛が共に連携した場合は相手が弱化無効を持っていたとしても【同士討ち】を付与できます。
仮に官兵衛が連係しなくても昌幸の【戦法威力減少】を付与することは出来ます。

今後、攻撃系戦法や回復系戦法で弱化効果を付与できる武将が追加された時は連係に組み込めないか是非とも検討してみてください。
特性効果は消去できない
部隊を強化する手段として【強化効果】の他に【特性効果】があります。
強化消去はあくまで【強化効果】を消去するだけなので【特性効果】を消すことは出来ません。
例えば【再起】
こちらは一度倒されても兵数が45%で復活する特性効果です。
この【再起】は【不屈】と異なり消去することが出来ません。
強化消去付の攻撃系戦法で相手を倒しても【再起】を所持する部隊は関係なく復活してきます。

【六文銭の誓い】真田幸村が【再起】を持って登場して以降、私は【夢幻】織田信長の配下に【軍神】上杉謙信を起用するという編成を止めました。
一発の戦法に逆転をかけるというのが難しくなったためです。
また2周年記念武将である【甲斐の虎】武田信玄などが持つ【戦法ダメージ軽減】も特性効果です。
強化消去を所持する武将
武将名 | 勢力 | 兵種 | 地方 | 強化消去効果 |
【軍神】 上杉謙信 | 上杉 | 弓 | 北陸 | 強化前:中範囲 強化後:大範囲 |
【奇正天性】 立花宗茂 | 大友 徳川 | 騎馬 | 九州 沖縄 | 強化前:未収得 強化後:中範囲 |
【軍神】上杉謙信
強化すると大範囲に強化消去を行えるのが【軍神】上杉謙信です。
攻城戦や群雄リーグで起用している人が多い印象です。

【強化消去】で消し去りたい強化効果の筆頭に上がるのが【弱化無効】です。
そんな【弱化無効】付与を最初に持ってきたのが謙信の好敵手である武田信玄です。
【奇正天性】立花宗茂
謙信の登場からしばらくは【強化消去】を持つ武将は1年以上登場しませんでした。
そんな中ようやく登場したのが【奇正天性】立花宗茂です。
大友家と徳川家の二つの勢力に所属しています。
被ダメージ軽減特性も優秀なので育てておくと重宝する武将です。

私の軍団だと6人目に◇5になった武将です。
そのくらい私は重宝しています。
まとめ
強化消去は非常に便利な戦法効果ですが【軍神】上杉謙信が登場したての頃は実はそこまで注目を浴びていませんでした。
当時は「どれだけ早く弱化効果を付与するのか」もしくは「弱化効果を付与する武将を倒すのか?」が戦術上重要でした。
戦法ゲージ上昇と弱化戦法を組み合わせてより早く撃ったり、戦法発動間隔の短い低レアリティの武将を大将にして配下戦法として弱化戦法を撃ったりととにかく弱化戦法の早撃ち合戦のようになっていました。
そういった環境だったので【強化効果】を消去することはそこまで戦術上重要視されていませんでした。
風向きが変わったのが【御旗盾無】武田信玄の登場です。
信玄は味方全部隊に弱化無効を付与するという特性を初期特性に持って登場してきました。
これにより出陣内の武将のパワーバランスは大きく変化しました。
【弱化戦法】の価値が大きく低下し、代わりに【強化効果】が注目されるようになりました。
そして【弱化無効】を含む【強化効果】を消し去る【強化消去】の価値が跳ね上がりました。

信玄という強力な武将の存在があって、その信玄を抑え込める謙信という形で謙信の価値が上がる。
運営側としては当然意図したものなのでしょうが、よく出来ている関係性だと思いました。
今後もパワーバランスが大きく変化する武将が登場してくると思います。
そのため、強化消去もいつの日か価値が大きく低下するかもしれません。
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