この記事では『信長の野望 出陣』の期間限定イベントである『天下争覇 第一期』について解説いたします。
久方ぶりの新イベントです。
そして仕様が難解です…
頑張って解説します。
イベント概要
タイトル:『天下争覇 第1期』
期間:(25/6/12 16:00 ~ 25/7/3/12:59) 22日間
新PU武将:
SSR900:【寡黙不動の陣】上杉景勝
新報酬武将
SSR850:【坂戸の大柱】長尾政景
天下争覇とは
天下争覇は期間限定のイベントです。
全プレイヤーはいずれかの勢力に所属し、日本全国の市区町村を他の勢力と取り合うことになります。
『強い敵にどうやって勝つべきか？』よりも『地図を見てどこを攻めるべきか？』を考えることに時間を使うイベントです。
また『歩き回って軍団を強化する』ことが非常に重要なイベントです。
『信長の野望 出陣』のコンセプトを最も体現しているイベントだと私は感じています。
少々仕様が難解なのと報酬が豪華では無いという点がネックですが、位置ゲームである『出陣』に興味を持って始められた方なら楽しめるイベントだと思っています。
天下争覇の遊び方
天下争覇では市区町村単位で支配Ptを稼ぐイベントです。
各プレイヤーはいずれかの勢力に属しています。
各市区町村でそれぞれの勢力のプレイヤーが稼いだ支配Ptでその市区町村での勢力順位が確定します。
市区町村ランク
各市区町村にはランクが設定されています。
ランクは石高によって決まります。
そのため領地が狭い島や都会の土地ほど市区町村ランクが低い傾向にあります。
市区町村ランクが高いほど基本Ptが多いです。
基本Ptにより獲得できる【支配力】や【武功】が変化します。
勢力順位と支配力
各市区町村で獲得した支配Ptの合計で勢力の順位が決定します。
市区町村の基本Ptに順位による倍率を掛けたものが【支配力】です。
例えば上記の東京都中央区の例だと、豊臣家のプレイヤーが中央区で獲得した支配Ptの合計が480万Ptあります。徳川家450万、織田家440万なので1位は豊臣家となります。
中央区は石高が少ないので市区町村ランクは★1です。
そのため1位の豊臣家は1000Pt、2位徳川家は600Pt、3位織田家は400Ptの支配力を獲得することになります。
その市区町村で遊んでいるプレイヤーの数が多ければ多いほど、その市区町村で獲得された支配pt増えやすいです。
中央区は人口が非常に多いので、各勢力共に支配Ptがとても多いです。
下記は同じ日の東京都八丈支庁八丈町の結果です。
同じ東京都でも中央区に比べるとプレイヤーが少ないため、各勢力共に支配Ptが少ないです。
中央区と同じく豊臣家が1位ですが、総獲得支配Ptは4万と中央区より二桁少ないです。
しかし織田家、徳川家の合計よりも多く圧倒的な1位と言えます。
上記の例のように勢力間で大差がつくと倍率が変化します。
1位の支配Ptが2位と3位の支配Ptの合計より多くなった場合、1位の勢力は完全制圧状態となります。
この時、通常の2倍の支配力が獲得できます。
逆に2位と3位の勢力は超劣勢となり倍率が0倍となります。
そのため、八丈支庁八丈町では豊臣家は2000の支配力を獲得できます。
そして織田家と徳川家の支配力は0となります。
超劣勢状態になるとどれだけその市区町村で支配tを稼いでいても支配力が0となります。
そして後述の武功も0となります。
これはとても重要なルールです。
超劣勢の市区町村では早々に諦めて他の市区町村に狙いを変えるか、支配Ptを地道に稼いで超劣勢状態から抜け出すことを選ぶ必要があります。
支配Ptを400万稼いでも支配力が1000しか獲得できないのが東京都中央区です。
八丈支庁八丈町だと支配Pt4万で支配力が2000獲得できます。
戦う場所が変わるだけでこれだけの差が生じます。
どこで戦うかは慎重に考えましょう。
勢力内順位と武功
天下争覇にも個人ランキングがあります。
個人ランキングは武功によって決まります。
武功は市区町村ごと支配力と勢力内順位によって決まります。
計算例
簡単な計算例を記載します。
獲得武功が最大となるのは★3の市区町村で、自勢力が完全制圧状態となっていて、あなたの勢力内順位が1位の時です。
この時獲得武功は4000となります。
繰り返しとなりますが、貴方がたくさん支配Ptを獲得して、勢力内順位が1位だったとしても勢力の順位が低ければ獲得できる武功は大きく下がります。
超劣勢状態となってしまえば獲得武功は0です。
支配Ptは毎日積み上がっていくものですが支配力と武功は異なります。
その時点での勢力順位と勢力内順位で決まる物なので、初日よりも最終日の方が武功が減っているという事も大いにあり得ます。
極端な言い方をすれば、最終日にゼロになることもあり得ます。
時々刻々と変化する戦況を見極めてどこの市区町村を攻めるのかを決めましょう
強化石での部隊強化
天下争覇では強化石を使うことで部隊の強化を行うことが出来ます。
強化に必要な強化石はフィールド上の民・野盗をタップすることで獲得できます。
バックグラウンド委任中でも獲得できます。
イベント序盤はとにかく歩き回って強化石を集めて部隊を強化することをおススメします。
派遣鼓舞の陣貝が余ってる人は使い所だと思います。
歩き回って派遣させまくって強化石を集めましょう
部隊の強化は5種類あります。
現地挑戦部隊と進軍部隊でそれぞれ強化する必要があります。
また、強化可能な内容が異なります。
| 強化内容 | 現地挑戦部隊 | 進軍部隊1 | 進軍部隊2 |
| 部隊枠解放 | – | – | 強化可能 |
| 進軍時間短縮率 | – | 強化可能 最大50%短縮 | 強化可能 最大50%短縮 |
| 合戦勝利時支配Pt | 強化可能 | 強化可能 | 強化可能 |
| 進軍完了時支配Pt | – | 強化可能 | 強化可能 |
| 区画侵入時支配Pt | 強化可能 最大100%増加 | – | – |
強化には強化石が一定数必要です。
それぞれの強化内容には、強化に適した強化石が1種類あります。
画面上で推奨と表示されているのが適した強化石です。
基本的には強化に適した強化石のみを用いて強化した方が効率が良いです。
該当の強化がLVMaxになって強化石が余るようになったら他の強化に回しましょう。
例外として、進軍部隊2の部隊枠解放Lv1だけは先に強化した方が良いです。
1日の進軍完了数が10回を超えると論功行賞で登用札を毎日3枚獲得できるようになります。
進軍完了するだけで良いので、部隊が弱くても良いので部隊自体は解放して定期的に進軍させましょう。
上級称号の獲得条件である覇者250回勝利も部隊が多いほうが達成しやすいです。
部隊枠解放
進軍部隊2を解放することが出来ます。
Lv1だと大将の部隊しか編成できませんがLv2,3,4,5と増加するにつれて編成できる部隊が増えます。
部隊枠解放に適した強化石は他の強化石と比較すると非常に集めづらいです。
そのためLV5に強化するのは非常に時間がかかります。
私の場合はLv1にするためには他の強化石も使いました。
しかしLv2以降の強化は時間がかかっても良いと判断して青色の強化石だけで強化しています。
天下争覇の報酬
天下争覇の報酬体系は非常に複雑です。
私が個人的に意識して狙っていく報酬は以下4つです。
・交換所での武将友好度
・論功行賞での登用札
・ミッション報酬での精錬銀箱
・ミッション報酬での上級称号
交換所での武将友好度
争覇戦で相手を倒すと相手の軍団ランクに応じて【天下争覇金貨】を獲得できます。
交換所で金貨を商品と交換できますが、目玉の報酬は報酬武将の友好度と特別登用札です。
報酬武将の友好度は最大で9000交換できます。
パネルミッションでも1000獲得できるのでイベント内で◇5にすることが可能です。
特別登用札は20枚交換できます。
こちらもパネルミッションで20枚獲得できるのでイベント内で40枚獲得できます。
天下争覇では現地挑戦による争覇戦が1日10回行えます。
また進軍でも争覇戦が可能です。
進軍は領地から領地への移動時間が数時間要しますが、1日数回は行えます
武将友好度と特別登用札を全て獲得しようとすると10万以上の金貨が必要となります。
1戦あたりの獲得金貨は最大で200枚なので、全て獲得しようとすると500戦以上必要となります。
天下の馬標を購入することで現地挑戦が1日20回出来るようになります。
武将友好度を◇4以上にしようとした場合は購入しないとかなり厳しいと言えます。
購入しない場合は◇2～◇3程度を狙う形が良さそうです。
今回のイベントの新PU武将である【寡黙不動の陣】上杉景勝を部隊に加えると獲得金貨が15%増加します。
運よく手に入れられた方は是非とも起用しましょう。
論功行賞での登用札
天下争覇のイベント期間中、毎日昨日の実績に応じて報酬が獲得できます。
報酬の種類は3種類あります。
その内の一つである功績2では登用札が獲得できます。
天下争覇のイベント期間中で登用札を獲得できる機会はココだけです。
最大で63枚獲得できます。
功績2の条件は複数あります。
ただし獲得できるのはこの中の1種類のみです。
条件を複数達成している場合は、より困難な条件の報酬が貰えます。
1日10回現地挑戦が出来るので争覇戦勝利数10回以上で登用札2枚を貰うのが最低限の目標だと思います。
可能であれば進軍用の部隊数を3にして、進軍完了回数10回以上を毎日達成して登用札を3枚ずつ貰うのが良いと思います。
あくまで進軍完了数なので、弱い部隊でも進軍さえすれば達成できます。
ミッション報酬での上級称号
市区村長内覇者に250回挑戦し勝利すると上級称号が獲得できます。
現地挑戦は22日間で220回可能です。
また進軍により1日数回争覇戦が可能なので、ほぼすべての争覇戦で覇者に挑戦する必要がありますが、無課金でも獲得可能な上級称号です。
各市区町村の覇者軍団は事前に確認可能です。
市区町村によって覇者軍団の強さは大きく異なります。
ミッション報酬の上級称号だけを狙うなら、勝てそうな覇者軍団がいる市区町村のみを集中して攻略すれば良いと思います。
【称号】を獲得することで【名声】を高める事が出来ます。
【名声】を高めることで様々な報酬を獲得することが出来ます。
【名声】による報酬には【生涯名声】の報酬と【季節ごとの名声】の報酬があります。
【季節ごとの名声】では【名声手形】や【特級友好珠】といった貴重な報酬を獲得できます。
上級称号だと名声を200pt獲得できますので是非とも獲得しましょう。
ミッション報酬での精錬銀箱
イベント期間中に支配Ptが一定数以上の市区町村が10を超えると精錬銀箱が獲得できます。
30万ptで5個、50万ptで5個の計10個獲得できます。
精錬銀箱は貴重なアイテムなので是非とも獲得したい所ですが、獲得難易度は非常に高いです。
1回あたりの争覇戦で獲得できる支配Ptは3000pt程度です。
区画侵入や進軍完了でも獲得できますし、部隊を強化することで獲得量を増加させることが出来ますがそれでもかなり厳しい条件と言えます。
獲得するためには『争覇の印籠』を購入することをおススメします。
試算した所、無課金だと獲得は絶望的です。
支配Ptの強化に限界が無いので不可能とは断言しませんが、ほぼほぼ不可能です。
精錬銀箱を獲得するには少なくとも『争覇の印籠』を1つ購入する必要があります。
また住んでいる地域によって難易度が大きく変化します。
離島など隣接している市区町村が著しく少ない地域にお住まいの方は非常に達成が困難となります。
争覇の印籠の効果
争覇戦で勝利した時に獲得できる支配Ptは、争覇戦を行った市区町村のみです。
しかし『争覇の印籠』を所持しているとその市区町村に隣接している全ての市区町村の支配Ptを獲得することが出来ます。
日本には10以上の市区町村と隣接している市区町村が複数あります。
そういった市区町村で争覇戦を行うと一気に支配Ptを獲得できます。
代表的な市区町村
埼玉県秩父市、長野県長野市、長野県飯田市は15個の市区町村と隣接しています。
その他にも長野県松本市、愛知県豊田市、滋賀県甲賀市は14の市区町村と隣接しています。
こういった市区町村で争覇戦を行うことで大量の支配Ptを獲得することが出来ます。
ただし勘違いしやすい点ですが、支配Ptを沢山獲得すれば個人ランキングが上位になるわけでは無いです。
個人ランキングは支配Ptではなく武功で決まります。
支配Ptはあくまでも該当市区町村の『勢力順位』と『勢力内順位』を決めるための物です。
一つの市区町村から得られる武功の最大は4000です。
一つの市区町村で支配Ptを100万稼ごうが1億稼ごうが4000以上の武功は獲得できません。
たくさん武功を得るためには多様な市区町村で支配Ptを稼ぐ必要があります。
そしてたくさんプレイヤーがいる市区町村よりも人が少ない市区町村の方が武功を稼ぎやすいです。
今回取り上げたたくさんの市区町村と隣接している地域は、たくさんの方が争覇戦を行う激戦区になりやすいです。
繰り返しますが一つの市区町村から得られる武功の最大は4000です。
激戦区で4000獲得するよりも、簡単な市区町村2つで2000ずつ稼ぐ方がよっぽど効率が良いです。
精錬銀箱を獲得するための具体的な方法
精錬銀箱を獲得するためには10箇所で一定数支配Ptを稼ぐ必要があります。
支配Ptを獲得するためには3つの方法があります。
・実際に市区町村を歩き回る【区画侵入】
・現地で争覇戦を行う
・進軍して争覇戦を行う
50万Pt稼ぐにはこれらを上手く使い分ける必要があります。
私が実践している方法としては、居住地での現地戦は控えるという物です。
代わりに居住地に隣接している市区町村で現地戦を行います。
現地挑戦の回数は1日10回分回復します。
最大で30回分ストック可能です。
毎日隣町に行くのは大変なので3日に一回の頻度で隣町に赴いて現地戦を30回行います。
毎日隣町で現地挑戦を行っても良いですが、論功行賞で登用札3枚を貰う条件に争覇戦勝利回数25回以上というのがあります。
30回貯めて一気に消化するやり方だと確実に条件が達成できるのでおススメです。
貯めている2日間に関しては後述の進軍で【進軍完了数10回以上】の達成を狙います。
これにより隣接地と居住地の支配Ptが獲得できます。
東西南北それぞれの隣接地で行えば、印籠の効果で居住地の支配Ptは勝手に貯まります。
居住地は区画侵入でもある程度稼げるので、居住地の50万Pt超えに苦労することはありません。
次に進軍ですが、これは隣の隣の町を集中的に行います。
これにより居住地周辺の市区町村の支配Ptが集中的に集まります。
ちなみに配属先と進軍先は同じ場所を選べます。
進軍時間は距離で決まるので配属先に進軍させるのが最速です。
論功行賞で登用札3枚を獲得する条件で【進軍完了数10回以上】というのがあるので、同じ場所に集中して進軍させて進軍完了数を稼ぎましょう。
前述した【現地挑戦を30回消化する日】は進軍を頑張らなくても良い日です。
現地挑戦の回数をストックしている日に進軍時間の短縮アイテムを使って10回を超えるようにしましょう。
私のやり方だと現地挑戦する日だけ現地挑戦部隊を編成すれば良いので、普段は進軍1と進軍2の部隊に育てている武将を回しましょう。
隣接地に定期的に現地挑戦、隣の隣の町に集中して進軍を繰り返すことで支配Ptを集中的に稼ぐことは出来ますが、10市区町村で50万Pt以上に到達できるかどうかは場所に依存します。
挑戦するかどうかを決めるためには簡単に試算してみることをおススメします。
下記はどこの市区町村で何回戦えば50万Ptを超えるのかを私自身の居住地を元に試算したものです。
私の場合は、住んでいる市区町村自体がそれなりの数と隣接していたので結構余裕がありました。
ギリギリ足りないという事態は悲惨なので、低めに見積もるのが吉です。
そのほか
所感
他の期間限定イベントと比較すると『信長の野望 出陣』というゲームコンセプトを上手く体現出来ていると感じています。
歩き回って軍団を強化し、歩き回って支配Ptを獲得するというのはウォークゲームらしいですし、都会と郊外でそれぞれメリデメがあったり、制圧した領地にのみ軍団が配置可能というのは位置ゲーらしい位要素です。
攻城戦と異なり相手から攻められて城が取られるということが無いので合戦のストレスは下がっていますし、事前に相手を確認して任意に選ぶことも出来るので、強すぎる人ばかりで苦労するという事態も緩和されそうです。
仮に負けても再戦できますし、再戦時は大きく相手の能力が下がるので勝ちやすいです。
上級称号に関しても攻城LV999よりは覇者250回勝利の方が達成しやすいと思うので、イベントの難易度的には相当下がった印象を受けます。
もちろんトップを取るのは上位層の誰かになると思いますし、課金しないと報酬を取り切れないという面もありますが、それを差し引いても初心者や中級者でも活躍しやすいイベントだと思います。
私的にはもう少し報酬が良ければなぁと感じるくらいで、イベントの満足度は高いです。
報酬に関しては、特別登用札が40枚、登用札が63枚と中途半端ですし、攻城専用装備も貰えないので豪華とは言い辛いです。
せめて『移転免状』とか『茶会札』とか『遠征短縮』とかでも付けてくれればなぁというのが正直な感想です。
回数を重ねるたびに報酬が豪華になっていく傾向があるので、天下争覇も2期、3期に期待したい所です。
あとは仕様が難解なのが少々困りものなので、これからの新イベントはイベント開始前にある程度は情報公開をしてくれることを願っています。
コメント